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准看護師って何?今から目指すメリットはある?

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正看護師と准看護師の違い

正看護師免許の発行は「厚生労働大臣」で国家資格となりますが、准看護師は「都道府県知事」が発行する免許となっています。ですので准看護師とは国家資格ではなく、都道府県の検定試験に合格すればなれる「公的資格(知事資格)」となります。

准看護師を取るメリット

まずは学歴。准看護師の資格は中卒でも取得することができます。何らかの事情があり、高校に行っていない人や高校を中退してしまった方は目指すメリットがありますね。

次に経済面。看護師の資格を取るための大学や専門学校は学費が高いのに対し、准看護師学校は学費が安くなっています。

また、准看護師学校は全日制と半日制があります。全日制なら週3日、全日制なら半日など働きながら学校に行くことが可能です。

最後に資格が2年で取れることです。大学や専門学校に行くとなると3〜4年かかりますが、准看護師であれば2年で資格を取ることができます。

また、国家資格である正看護師に比べ、准看護師資格の合格率は96%以上と比較的合格しやすい試験となっています。

注射できる?

実際の業務では、准看護師と正看護師は差はほとんどないのが現状です。正看護師と同様に医療行為ができます。

正看護師は「自らの判断で業務が行える」のに対し、准看護師は「医師または正看護師の指導のもと業務を行う」という条件が付きます。

県外では働けない?

都道府県知事の発行する免許と聞くと、「県外で働けないんじゃ?」と思われている方も多いですが、実は全国どこでも働けます。

廃止になる?

厚生労働省は正看護師と准看護師を1本化しようとしており、准看護師学校も減りつつあります。

個人病院や施設などは安く雇える准看護師の需要があるため、まだ資格の一本化には時間がかかりそうです。しかし准看護師は看護師全体の2割程度しかいません。准看護師の平均年齢も高く、これから看護師になろうとする方は正看護師が多いため、准看護師の少なくなっていくことが予想されます。

給料は低い?

正看護師に比べて准看護師の給料は低いです。また、正看護師に指示ができないため、役職につくことができません。

大きな病院では准看護師の採用はほとんどなく、中小の病院やクリニック、訪問介護やデイサービスなどの施設での就業となります。

これから准看護師の資格をとりに行くメリットはある?

先ほど挙げたように

  • 中卒でも資格取得できる
  • 資格が2年で取得できる
  • 学費が安い
  • 働きながら、子育てをしながら学校に通える
  • 資格試験の合格率が高い

がメリットになります。

学歴・通学・経済面に余裕があれば、もちろん初めから正看護師を目指すべきです。

ですが家庭事情は人それぞれ。3〜4年かけて全日制の学校に通うことが困難な場合は、准看護師を目指すのもありだと思います。

准看護師でも「看護師」であり、全国での求人はたくさんあり、活躍できる場所は多くあります。

また、准看護師の資格を取得後も、正看護師を目指すことは可能です。

まず准看護師で働いて「お金が貯まったら」「経験を積んでから」「子育てが落ち着いてから」正看護師を目指してもいいでしょう。

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